主に篆刻に使用する印材のことで中国を主産地としている。特に福建省・浙江省・広東省・内蒙古自治区などが主な産地である。福建省からは寿山石、浙江省からは昌化石・青田石、広東省からは広寧石、内蒙古自治区からは巴林石等が産する。なかでも福建省・浙江省には多数の材が産出している。産出する場所を大別して田圃でとれる田坑、川でとれる水坑、山でとれる山坑の3種となる。
 
◎寿山石(写真に掲載されているのは普及品である)
福建省の福州の北40キロの寿山郷・月洋郷一帯から産出する石材の総称。この地からでる石は高質なものが数多く産出している。有名なものとしては田黄がある。
◇田黄は福建省で産出される田石(田坑)である田石(田黄・白田・黒田の3種類がある)の1つで、印材の王座を占める鶏血石と並んでよく知られている。その表面は名のとおり黄なりで、白田・黒田より産出量は多い。優れた色と潤いに富む柔らかな質感を持っている。

◎昌化石
浙江省の西北部の昌化県で産出される石材を一般に昌化石とよび、色合いも紅・白・黄・灰・紫黒などがある。
中でも特に有名なのは鶏血石である。鶏血石は俗称で正しくは昌化紅石と呼ぶ。田黄石と並んで印材界の両雄となる。華麗な色調による装飾的な価値があり、鶏血石を論ずる場合血の多寡によって判断するのが一般的である。


◎青田石
鶏血と並んで浙江省から産出する双璧の石である。名前の由来はその産地が青田県によるものである。の特徴は非常に温潤で目立たない色合いである緑・白・紅・黄・紫などがある。最も多いのが緑色系統である。
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